企画展「鶏民芸品展(とりみんげいひんてん)

 
2月1日(木) から5月13日(日)まで開催します.
鶏民芸品展 ー秋篠宮コレクションー

・ヒトが選んだニワトリの性質 その1(実用鶏)

 卵用鶏、肉用鶏、あるいは両者合わせた兼用鶏としの実用鶏に求められるのは、産卵能力、産肉能力、繁殖能力、飼料利用性、強健性、斉一性などです。たくさん卵を産み、早く成長して肉を生産し、丈夫で増えやすい鶏をヒトは求めて、品種改良を進めました。

 その実力を見てみましょう。

★卵用鶏:ニワトリの原種のセキショクヤケイの一巣卵巣は、平均4〜9個ですが、また飼育しているセキショクヤケイは年間30〜60個の卵を産みます。この能力を最大限に引き出すように品種改良した卵用鶏では年間最高365個の卵を産んだ記録があります。

 例えば、イタリア原産でイギリスおよびアメリカで改良された白色レグホンは、初卵日齢が160日、平均卵重58gの卵を年間平均260個産む実力があります。また、スペイン原産でイギリスで改良されたミノルカ(黒色ミノルカ)は、平均卵重65gの卵を年平均150個産みます。

★肉用鶏:大型で成長の早いニワトリが求められます。肉用品種の代表である白色コーニッシュは、イギリスでアジア系の品種を基礎に作出された品種ですが、成体重はオス5kg、メス4kgで初期の発育がよい品種です。現在ブロイラーと呼ばれる、効率良い飼育方法で大量生産される肉用若鶏のほとんどは、この白色コーニッシュやプリマスロック、ロードアイランドレッドなどをもとに品種改良した食肉専用種です。なお、ブロイラーは、孵化したヒヨコを約8週間飼育したものが出荷されます。

★卵肉兼用鶏:産卵能力にすぐれる大型で肉質のよいニワトリが求められます。横斑プリマスロック、ロードアイランドレッド、ニューハンプシャーが代表的な品種です。

   

鳥の博物館