第63回企画展 夏休み特別企画
トキふたたび舞う
 配布パンフレット(373KB)

 

はじめに

 今年 36 年ぶりにトキのヒナが誕生し、また 38 年ぶりに野外で巣立ったことは、テレビや新聞のニュースを通じてご存知の方も多いことと思います。絶滅の淵から、人々の努力によって救い出されつつある日本の鳥として、アホウドリ、タンチョウ、コウノトリなど知られていますが、ニッポニア・ニッポンの学名を持つトキは、日本人が復活を望む鳥の中でひときわ象徴的な存在です。トキは、かつて人里近くでふつうに見られたようです。実は、1895 年(明治 22 年)2 月21日、手賀沼を含む下総地域でも確認された記録が残っています。 身近だったトキが、何故いなくなってしまったのか? この問いへの答えを探すことは、今、私たちが暮らす環境の中で、持続可能な社会を築くためのヒントを探すことにも通じます。2004 年 12 月、我孫子の北新田に野生のコウノトリが飛来した時、鳥の博物館の企画展「コウノトリがやって来た」で、私 たちが安全で安心して暮らすための農業のあり方やその取り組みについて紹介しました。トキの野生復帰を機会に、我孫子市のスローガン「手賀沼の ほとり、心かがやくまちー人・鳥・文化のハーモニー」を実現するための知恵をもう一度探ろう、という思いから、今回の特別企画「トキふたたび舞う」コーナーを設置しました。トキやコウノトリが自然に飛来し、棲み着くことのできる環境について、しばし思いを巡らせていただけると幸いです。

展示のようす

 1)トキふたたび舞う  2)トキってどんな鳥?  3)トキの歴史
 4)トキのくらし    5)トキはなぜ減ったか? 6)トキの仲間たち
 7)姿がよく似たサギとトキ、ちがいは? 8)トキの名前
 9)トキの保護、その先にあるものは? 10)現地からのメッセージ