第41回企画展

コウノトリの分布と現状
 現在、コウノトリは、ロシアと中国の国境を流れるアムール川(中国側では黒竜江と呼ばれる)流域で繁殖しています。(赤色地域)
 冬になると中国南部の黄河や揚子江の下流域や朝鮮半島に渡ります。これらの一部が日本に迷鳥として姿を現すこともあります。(
青色地域

コウノトリの全個体数は、約2,500羽と推定されています。しかし、森林破壊、農地開発による湿地の乾燥化などで繁殖地がせばめられ、その数は減少傾向にあります。越冬地でも、過度な漁獲によって餌不足を招いています。ロシアや中国では、密猟の問題も深刻です。
 世界の生物の絶滅の危険性を評価したレッドデータブックでは、絶滅危惧1B類という絶滅へ2番目に近いカテゴリーに当てはめられています。

   

鳥の博物館   2005.4